「おはなし」とは? |
こちらでいう「おはなし」とは、本の読み聞かせではなく、昔話などを覚えて語ることです。「ストーリーテリング」「素話」と表現されることもあります。
イラスト:花岡幸
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「でんでんだいこ」とは? |
おはなしを語り、子どもたちに届ける活動をしている団体です。主に市内在住のメンバーが、日々語りの研鑽と活動に励んでいます。
団体名「でんでんだいこ」は、《世界中にさまざまな形・素材のでんでんだいこがあるように、おはなしを楽しみに大切につないでいく気持ちは世界どこでも同じ》との思いからつけられました。
国分寺市内にもいくつかのおはなしの団体がありますが、「でんでんだいこ」の特徴は、市内4つの小学校へ、授業の一環としておはなしを語りに行っていること。
私たちはそれを「おはなしの出前」と呼んでいます。
イラスト:花岡幸
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「出前」はこんなふうにお届けしています |
2~3人で1学年を担当して、プログラムを考えます。過去の記録をさかのぼって、一度語ったおはなしではなく、いつも初めて出会うおはなしであるように、また高学年にはボリュームがあり、聞き応えを感じられるおはなしを、低学年には手遊びも入れて親しみやすく・・・といった工夫もしています。
おはなしの出典本や関連本(同じお話でも訳の違うものや、類似のお話など)を市立図書館で揃えていただき、当日は6冊の本を青い図書袋に入れて持っていきます。
でんでんだいこを鳴らしたら、さあおはなし会のはじまりはじまり。
おはなしを聴いてもらったら、出典本や関連本を紹介します。聴きたてほやほやの子どもたちに本を見せると、読みたいと言って目を輝かせます。
本の入った袋は、語った学年へのお土産。2週間、学級で子どもたちに楽しんでもらいます。
おはなしは、本と子どもをつなぐもの。子どもたちの顔を見れば、それを確信することができます。 |
毎月の定例会 |
毎月第一月曜には定例会を持ち、よりよい活動のための会議と
各自の持ち話を増やすための鍛錬の時間としています。
覚えたおはなしはまず仲間に聴いてもらいます。もちろんそのおはなしとの出会いや語りに込めた想いも一緒に。
おはなしは繰り返し聴いてもらうことで深みが増していきます・・・
熟成してきたら、ようやく子どものところへも持っていけます。 |
一年の活動をまとめた小冊子 |
どこで、誰が、何を語ったかの記録を年毎にまとめて冊子にしています。
先輩たちの大きな足跡を追って・・・
小さな足跡が続いています。
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子どものためのおはなし会「ろうそくつけておはなしの世界へ」 |
例年秋に、もとまち公民館にてもとまち図書館の協力のもと2006年から開催しています。
2022年で第16回を数えました。(コロナ禍により一年お休み)
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もとまち図書館「おはなしのへや」 |
毎月第三水曜日15:30からもとまち図書館にて、子どもたちとおはなしでふれあう時間です。放課後の小学生対象にプログラムを組んでおりますが、どなたでもお越しください。
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講演会・講座の実施 |
1997年の発足以来学びの場として、講演会・おはなし会を主催。近隣の市でご活躍中の語り手の皆様をお招きし、楽しみながら実践へとつなげていきました。
そこから、2017年には自分たちが講師となり、「語り」の初心者向け連続講座開催へと発展し、新たな語り手の誕生に寄り添いました。
2023年は前回の講座から6年を経て、二度目の初心者向け連続講座を予定しています。
このサイトの他、市報・公共施設でのチラシなどでお知らせをいたします。
語り継がれるおはなしを通して、子どもたちの喜びを共有する時間をお手伝いし、本やおはなしを味わう豊かな心を育てる一助となってみたい方、ぜひご参加ください。 |
講座・イベント情報
第18回(R6年度)子どものためのおはなし会 ご報告
子どものためのおはなし会 ろうそくつけて、おはなしの世界へ
***プログラム***
第1部
アンパンメロンパン(手遊び)
小さな庭(手遊びとエプロンシアター)
腰折れすずめ(日本の昔話)
ババヤガーの白い鳥
ねずみくんのチョッキ(パネルシアター)
第2部
きりなしうた
ぬか福と米福(日本の昔話)
スヌークスさん一家
ちんころりん(日本の昔話)
仙人のおしえ
詩『それほんとう?』くの段 せの段 ちの段
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当日ご来場のみなさま、誠にありがとうございました。
おはなしを聞き終えた子どもが本を抱えて帰る姿は、私たちの励みになります。
また来年もおはなしをたくさん用意してお待ちしております。
第18回(R6年度)子どものためのおはなし会 ろうそくつけて、おはなしの世界へ
子どものためのおはなし会としてプログラムを組んでおります。
ろうそくの灯りの中、日本・世界各国の昔話、不思議な話、
面白い話などを聴いて、ご一緒に楽しい時間を過ごしませんか。
日時 10月27日(日)
第1部14:00~14:40/第2部14:50~16:00
場所 もとまち公民館・視聴覚室
対象 第1部 5歳~小学校低学年/第2部 小学生以上
※保護者同伴可。大人の方もどうぞ。
1部2部両方のお申し込みも可能です。
定員 各回30人※先着順
申し込み受付中! 電話または直接もとまち図書館カウンターへ
主催 おはなしの会「でんでんだいこ」
協力 もとまち図書館
→もとまち図書館☏(042)325-4222
第17回(R5年度)子どものためのおはなし会 ご報告
子どものためのおはなし会 ろうそくつけて、おはなしの世界へ
***プログラム***
第1部
どんぐりころちゃん(手遊び)
ひなどりとネコ(ミャンマーの昔話)
だんごどっこいしょ(日本の昔話)
詩「くいしんぼう」こぶたはなこ
こびとと靴屋(ドイツの昔話)
ボールがとんできて(パネルシアター)
第2部
コートのはなし
しっぽのつり(日本の昔話)
びんぼうこびと(ウクライナの昔話)
しりとりなサイ(創作)
なんげえはなしっこしかへがな(日本の昔話)
サルの宮殿(イタリアの昔話)
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今年も無事に開催することができました。
当日ご来場のみなさま、誠にありがとうございました。
また来年もおはなしをたくさん用意してお待ちしております。
第17回(R5年度)子どものためのおはなし会 ろうそくつけて、おはなしの世界へ
今年で17回目となりました、子どものためのおはなし会です。
ろうそくの灯りの中、日本・世界各国の昔話、不思議な話、
面白い話などを聴いて、ご一緒に楽しい時間を過ごしませんか。
日時 10月22日(日)
第1部14:00~14:40/第2部14:55~16:00
場所 もとまち公民館・視聴覚室
対象 第1部 5歳~小学校低学年/第2部 小学生以上
※保護者同伴可。大人の方もどうぞ。
両方のお申し込みも可能です。
定員 各回30人※先着順
申し込み受付中! 電話または直接もとまち図書館カウンターへ
主催 おはなしの会「でんでんだいこ」
協力 もとまち図書館
→もとまち図書館☏(042)325-4222
令和5年度語りの連続講座、終了のご報告
9/24をもちまして、長丁場だった連続講座も無事終了いたしました。申し込んで下さった方々は語りは初めてでも、朗読・お芝居・読み聞かせと、子どもに大人に物語を届けるための様々な方法を経験したことのある面々。そんな方たちが身に付けた表現方法を離れて、全く新しいことを学ぼうというのですから、さぞや思い悩まれたことでしょう。
今回の 語ってみましょう①②では、13名の受講生がそれぞれに選んだおはなしを聞かせてくれました。私たちの講座では受講生がここで語ることを発表会とは捉えていません。おはなしとは?を言葉で説明するのは難しいけど、1つ聞いてもらえばそういうものかとわかってもらえるのと同じように、おはなしを語るとはどういうことか、というのは語る体験をしてもらわないとなかなか理解してもらえないものです。しかも語るためにはよき聞き手が必要な訳で、それを揃えてはじめの一歩を踏み出せるようにしているのが、この講座なのです。おはなしとは紛れもなく双方向。語り手も聞き手もおはなしも、語られる中でだんだん育っていくものです。
今回、4回の講座をすべて日曜日に開催しました。私たちの主な活動の場が平日午前であるにも関わらず、です。それは仕事を持っている方でも、子育て中でもちょっとそこから離れて、おはなしに触れる時間を作ってもらえたらと願って。今すぐ語り手になれなくても、いつかこんな楽しいものを子どもに伝える人になってくれたら。おはなしって楽しいなって、わかってくれる仲間が増えたらどれほど心強いことでしょう。
でも特定の会が主催する講座だから、終了すれば即入会と思われてしまいました。
私たちのやってきた「語り」をお伝えする講座を作りましたが、「語り方は語り手の数だけある」と言われます。ただその中でもこんな語りがいいねと思える共通項を見つけられると、それが仲間になって互いに尊敬の念を抱きながら一緒に活動できるグループになっていくのではないでしょうか。でんでんだいこだけが語り手の集まりということはありませんから、それを知って自分に合う語りと語り手を求めて、おはなしの世界へと飛び込んで頂けたらと思っています。
語りの連続講座開催のお知らせ
おはなしの会「でんでんだいこ」が、小学校などにおはなしを届けるようになって26年がたちました。
子どもたちは、おはなしを聞くのが大好きです。子どもたちの表情を見ながら一緒におはなしの世界を味わうのは本当に楽しいものです。
講座の中では、みなさんに小学校でのおはなしの実演を聞いていただき、子どもたちの生き生きした様子をお伝えします。
また、おはなしの選び方や語り方、覚え方など、私たちが実践する中で、感じたこと、大事に思っていることなどを話していきたいと思います。
2017年以来6年ぶりの講座です。子どもとおはなしと本が好きな方、是非ご参加ください。
会場:もとまち公民館 視聴覚室
日程:2023年6月18日、7月2日、9月10日、9月24日
時間:午後2時~4時
募集人数:20人
国分寺市内で活動が可能な方。基本的に全日程に参加出来る方。
*子連れ参加は不可
申込:6月2日午前9時30分より、電話または直接もとまち図書館へ。042-325-4222
定員になり次第締め切らせていただきます。
お知らせ
勉強会の記録1
2024.6.16(日)
初めての勉強会。
テキストを仲間で読みあい、あーだこーだと「よい語り」についてとりとめもなく話をする。
新人もベテランも、共に語らう良い時間。その記録です。
↓↓↓
https://www.ko-shakyo.or.jp/vc/wp-content/uploads/2024/07/29196fcaeb144dad963b69afbb4f0f7c.pdf
勉強会の記録2
2024.9.1(日)
2回目の勉強会。
テキストは前回に引き続き、
レクチャーブックス・お話入門4「よい語り」
松岡享子 著 東京子ども図書館
を使用して読み合うことから始める。
↓↓↓
https://www.ko-shakyo.or.jp/vc/wp-content/uploads/2024/09/43d5e12ffc36d294ffe8f636fee05040.pdf
2024年度 「でんでんだいこ全員語りの会」を開催しました
毎年一度、参加メンバー全員がおはなしを1つずつ語る会ですが、今回は初めてお客様(メンバーの知り合いに限る)をお招きして開催しました。メンバー20名に対して5名のお客様でしたが、いずれは大人のためのおはなし会へと発展していくことを願って、今回のプログラムを掲載します。
2025.1.27 もとまち公民館視聴覚室にて
第一部10:10~
だんごどっこいしょ 同名絵本より 大川悦生/作 長谷川知子/絵 ポプラ社
アナンシと五 「子どもに聞かせる世界の民話」 実業之日本社
貧乏神と福の神 「読んであげたいおはなし 松谷みよ子の民話(下)」 筑摩書房
くぎスープ 「スゥエーデンの森の物語」アンナ・クララ ティードホルム編集 ラトルズ
おししのくびはなぜあかい 「おそばのくきはなぜあかい」石井桃子/文 初山滋/絵 岩波書店
うちの中のウシ 「おはなしのろうそく5」 東京子ども図書館
手遊び もちっこ焼いて
かみがない 「かたれやまんば第二集」 藤田浩子の語り
茂吉のねこ 同名絵本 辻司/絵 ポプラ社
旅人馬 「子どもに語る日本の昔話2」 こぐま社
ラプンツェル 「ついでにペロリ 愛蔵版おはなしのろうそく3」東京子ども図書館
第二部11:43~
体ほぐし、もしくは手遊び「こすれこすれ」
びんぼうこびと 「おはなしのろうそく26」 東京子ども図書館
金いろとさかのおんどり 「なまくらトック 愛蔵版おはなしのろうそく2」 東京子ども図書館
セツブーン 「読んであげたいおはなし 松谷みよ子の民話(下)」 筑摩書房
アナンシと五 「子どもに聞かせる世界の民話」 実業之日本社
ホレおばさん 「おはなしのろうそく15」 東京子ども図書館
~昼休憩~
第三部13:13~
おいしいおかゆ 「おはなしのろうそく1」 東京子ども図書館
蛇の食い合い 「かたれやまんば第1集」 藤田浩子の語りを聞く会
ババヤガーのしろいとり 同名絵本より 内田莉莎子/再話 福音館書店
手遊び・大根漬け
はなたれ小僧さま 「子どもに語る日本の昔話3」 こぐま社
かしこいグレーテル 「子どもに語るグリムの昔話2」 こぐま社
名称 | おはなしの会「でんでんだいこ」 (おはなしのかいでんでんだいこ) |
住所 | 国分寺市 |
連絡担当者 | 神田 佐和子 |
活動日 | 勉強会:第1月曜日 10:00~12:00 |
活動場所 | もとまち公民館 |
会員募集 | 募集している おはなしに興味のある方でしたらどなたでもいらしてください。 |
区分 | 子ども関係団体 |
活動内容 | 月に1回、もとまち公民館で「語り」の勉強会をしています。
市内の小学校・幼稚園・図書館などにお話を届けています。
「子どものためのおはなし会」をもとまち図書館の協力で年に1度行っています。講師を招き、学習会をしています。 |
会員数 | 21名(女性のみ)50歳代中心 |
会費 | 2,000円/年会費 |